一般的な仕事の流れは、以下のようになります。
事務所にお越しいただくか、お伺いしてご要望を聞かせていただきます。
建物の新築・増築・改築・リフォーム・リノベーション等や、土地に関する事、建築に関わる法律の事などについて、何でもご相談ください。出来るだけ詳しく且つ、わかりやすくお応えさせていただきます。
敷地が決まっている場合は、敷地の資料をお持ちいただけると、より具体的なご相談にお応えできると思います。
また、私たちの業務の内容や仕事の進め方、スケジュール、予算等についても、ご説明させていただきます。
お客様のデザインイメージや使い勝手、建築に込める想いやご要望、住宅の場合、家族構成や趣味や嗜好など、色々とお聞かせください。
ヒアリングさせていただいた情報を元に、最適な空間をイメージし、デザインいたします。
また、敷地情報やイメージの分かる写真、カタログ、雑誌などの資料をお持ちいただくと、イメージが共有しやすいかと思います。
敷地の場所や建物の用途、規模、構造などにより、各々色んな法規制が掛かっております。
敷地やその周辺の状況を確認し、またその敷地や建物に係る法規制等を行政や審査機関、消防等と事前相談しながら、チェックいたします。
ヒアリング、敷地調査をもとに、ラフプランを作成し、資金計画と共に提案させていただきます。
1回の提案では、なかなかお客様とイメージが共有できないと思いますので、さらにご要望をお聞かせいただきながら、お客様の納得いただけるプランができるまで、打合せを重ねていきます。
建物のボリュームやレイアウト、間取り等の大枠を決定し、お客様に納得いただけるプランや資金計画が決定した段階で、設計監理契約を結んでいただきます。
設計料については、建物の構造や規模、用途や場所、設計難易度によって変わりますが、住宅の新築の場合、総工費の約10%が目安となります。
基本設計を元に、さらにお客様と共に検討し、意匠、構造、設備を調整しながら、各部の納まりや細かい寸法をチェックし、より詳細な設計をして、設計図一式をまとめ上げます。
出来上がった設計図一式は、再度お客様と確認を行い、見落としや勘違いが無いかを確認して、設計図の完成となります。
完成した設計図一式をもって施工業者に工事見積りを依頼します。
また必要に応じて、複数の施工業者に依頼して競争入札を行い、出てきた見積りについては、内容を厳密にチェックし、適正であるかを確認したうえで、施工業者を選定し、お客様と施工業者との間で工事請負契約を結んでいただきます。
見積り金額によっては、当初の資金計画に近づけるよう、予算や仕様等を調整してコストコントロールを行い、図面を変更して最終決定とします。
スケジュールや申請により時期は検討しますが、およそ実施設計から施工者選定のタイミングで、建築確認申請や省エネ申請等を提出します。
(申請によっては、審査に2週間から1か月以上掛かる事があります。)
設計図が最終決定し、工事請負契約が締結されると、工事準備から着工となります。
着工後は、必要に応じて、お客様や施工業者と打合せを行い、工事の進行を監理し、図面通りに施工されているか、工事工程の遅れは無いか、安全で確実な現場管理がされているかなどをチェックします。
基礎や配筋、構造や仕様など、要所では検査を行い、設計図通りの仕様となっているかを確認します。
工事が完了すると、設計図通り出来上がっているか、仕上の不備はないか、清掃は出来ているかなどを検査し、その後お客様に最終チェックをしていただきます。
また、同じ時期に、審査機関の完了検査や消防検査などの行政検査を受けます。
全ての工事、検査が終わりましたら、カギの受渡し、設備機器の取扱い説明、建物をお使いいただくのに必要な説明をさせていただき、各種申請書や保証書等を添えて、お客様への建物の引渡しとなります。
また建物の完成写真もこの次期に撮らせていただきます。
建物が完成し、お引渡し後1年を目途に経年検査を行い、不具合が無いかを確認いたします。
この経年検査に関わらず、お気づきの点などがございましたら、竣工後、いつでもお気軽にご相談ください。